カーオーディオファンのためのイベントin広島!

オーディオ評論家による評論家クラスの審査と、参加メーカー・代理店によるメーカー賞を選出します。
ブランドやシステム金額によるクラス分けはありません。
サウンドコンテストにエントリーされた車両は、評論家クラス・メーカー賞の審査があります。
サウンドコンテスト詳細
評論家クラス審査員
オーディオ評論家 潮晴男氏
メーカー賞審査
SAEC
TAM
SoundSuspension
エントリー費
13,000円
※評論家クラス・メーカー賞の審査が含まれた金額です。
表彰
評論家クラス 1位~10位
メーカー賞 各5台
他
エントリー受付開始
エントリー締切
2025年2月14日
新規のエントリー受付は終了しました
※コンテストへのエントリーは、参加ショップからお申し込みください。
評論家クラス 審査員紹介

潮 晴男
オーディオ・ビジュアル評論家・音響監督・ウルトラアートレコード代表
オーディオ・ビジュアル専門誌をはじめ情報誌、音楽誌など幅広い執筆活動をおこなう一方、 音響監督として劇場公開映画やCDソフトの制作・演出に携わる。 ハリウッドの映画関係者との親交も深く制作現場の情報にも詳しい。 2018年ジャズレーベルとしてウルトラアートレコードを設立し高音質ソフトのリリースを開始。 また毎年各地でおこなわれるカーサウンド・コンテストの審査員として カーオーディオ、ホームオーディオの楽しさを広く伝導している。
サウンドコンテスト課題曲
評論家クラス(メーカー賞共通)

モーツァルト交響曲
タルモ・ペルトコスキー指揮
ドイツ・カンマーフィル
Tr.1 交響曲第35番「ハフナー」
今回の課題曲はこのアルバムからTr.1の交響曲第35番「ハフナー」の第一楽章です。
若干23歳のフィンランド人指揮者にしてピアニストでもあるタルモ・ベルトコスキーがドイツ・カンマーフィルを迎えての演奏で、音にも若さが感じられます。35番はニ長調のセレナーデですが交響曲に編曲され、第一楽章は2オクターブも跳躍するテーマで始まる印象的な出だしで、モーツァルトらしいフレーズが横溢しています。聴きどころはこの躍動感。セレナーデでありながら晴れやかなニュアンスが出るように作りこんでください。特に出だしが肝心で恐れず怯まずしっかりと。小細工は不要であくまで流れるような感じで美しく聴こえるように仕上げます。第一バイオリン、第二バイオリンの合奏と打楽器をバラ ンスよく纏め、リズムが崩れないように帯域を整えてください。ファゴットの音色も大切にね。

エヴァ・キャシディ
ウォーキン・アフター・ミッドナイト
Tr.7 エ イント・ノー・サンシャイン
1996年に亡くなったエヴァ・キャシディの新作アルバムからの一曲です。
米国のワシントンDCでライブ活動をしていたエバですが、地元では有名でも世界的には全くの無名で、ぼくも知りませんでした。
それが英国BBCのラジオで彼女の曲が流れてから一気に注目を集めるようになったそうです。それにしても、生前多くの曲を録音していたんですね。「エイント・ノー・サンシャイン」は、ビル・ウィザースが1971年に発売した楽曲ですが、多くのミュージシャンにカバーされています。エヴァはこの曲を歌詞の通り、恋人を思う気持ちを込めて切々と歌っています。イントロのアコースティックギターの音色がまず一発目の関門。丁寧にそして綺麗に再生しましょう。続いてエバの透明感のあるボーカルがしっかりと前に出て来るように。センター定位ですから正しい位置に立ってもらいましょう。バックのバイオリンのトレモロも沈まないように。そしてベースも添え物にならないように気を付けましょう。全体にゆとりのある録音ですが、このゆったりさに流されると音の張りが無くなるので要注意。ドラムがいないけどリズムはちゃんとあります。
サウンドサスペンション

Pink Floyd
The Dark Side Of The Moon (50th Anniversary)[2023Remaster]
Tr.6 Money
1.冒頭のカシャン・チャリン(金銭音のループ)(0:00~0:23)
左右に広がるサウンドスケープと、金属音の質感が明瞭に聴こえるか。
2.ベースとドラムの入り(0:23~0:43)
深みのあるベースラインと、タイトなスネア・ドラムのアタック感。リズムの推進力をしっかり感じられるかがポイント。
3.サックス・ソロ(2:05~3:05)
中域の厚みや音の艶感、ホール感の再現性をチェック。滑らかなフレーズのつながりが自然に聴こえるかも重要。
4.ギター・ソロ(3:05~4:05)
デヴィッド・ギルモアのエッジの効いたトーンと、空間の広がりを確認。特に中高域の質感や伸びが重要。
5.後半のミックスの厚み(4:40~6:10)
ベース、ギター、ドラム、サックス、ボーカルが混ざる複雑なパート。各パートの分離感や定位をチェック。
ダイナミクスがよりクリアになっているため、空間表現や楽器ごとの分離感。特に、金属音やベースの厚み、ギターソロの伸びがどう表現されるかを聴かせて頂きます。
SAEC

Jacintha
Here's to Ben(A Vocal Tribute tu Ben Webster)
Tr.9 Danny Boy
https://www.qobuz.com/jp-ja/album/heres-to-ben-a-vocal-tribute-to-ben-webster-jacintha/0660318100139
オーディオ界の定番優秀録音女性ボーカル ジャシンタ。
澄んだ声と巧みな歌唱力を持ち、高音質、高録音は勿論の事、歌唱はワンコーラスのアカペラの後、熱唱を通り越して絶唱の域に入り込んでいるのでは、と錯覚するほど。
生々しいとはこういうことを言うのかもしれない。
我が身を斬られるような音・・・・リップノイズや、はっきりわかるほどの透明度、明瞭さをどこまで奏でられるか。
鳥肌が立ったり、衝撃が走るようなジャシンタを是非聴きたいです。
TAM

MISIA
MISIA SOUL JAZZ BEST 2020
Tr.11 陽のあたる場所
冒頭の手拍子(クラップ)が歯切れ良く左右いっぱいに響きながら、ブラスともバランス良く鳴ってくれれば第一印象はグッドです!
そこからボーカルとブラスやベース&ドラムが一斉に鳴り出すので、音が団子になって曇って聞こえない様に注意してください。
MISIAの伸びやかなボーカルが表現されればベストです。
ポイントは、音を弄りすぎて鼻声にならない事。
定位やステージングも大切ですが、音色や透明感を中心に審査させて頂きます。
音楽は数学と違って正解は一つではありません。
皆さんなりの解釈でOKです!
たくさんの楽しい音楽を奏でる車と、出会える事を楽しみにしております。